あれあれ

http://www.sankei.co.jp/news/060407/sha067.htm

 今回ばかりは石原知事の肩を持ちたい私です。

推進派の小坂文科相は同日午前、「日本語教育に代えて英語ですべてのものを考える教育をするつもりはない」と述べ、英語を必修化しても国語力低下にはつながらないとの認識を示した。さらに「柔軟な頭脳を持つ児童が英語教育に取り組むのは否定すべきではない」と続け、「インターネットの約9割は英語。近隣諸国でも積極的に取り組んでいる。文科省が全く検討しないでは済まされない」と必要性を強調した。

 インターネットのコンテンツを理解するのに役立つ教育はすでにずーっと以前から行われており、それが悪名高い読み書き重視の「話せない英語」である……と私は考えます。コミュニケーション能力の向上を主張するにはあまりに例が不適切で、こういう人がトップにいるとそれこそ

日本で一番バカな役所の文部(科学)省が小学生から英語を教えるとか言っている。全くナンセンスだ

 等と突っ込まれることになるような気もします。
 旧来の英語教育が役に立たないというのは、正確には「知的活動に従事しない人には余り役に立たない」ではないかと以前から思っています。友人から聞いた話では、高校の英語授業は最近どんどんコミュニケーション重視になり、浪人して予備校にいくと昔(数十年前?)高校でやっていたような授業が展開されている、と言う話です。
 まあ、真偽の程はともかく、ありそうな話だなと思います。