私は何にいらだったのか
事件は終結へと向かい、幸いにも5人の皆さんは生きて帰りました。これはめでたい。ただ、この出来事に対して、何かいらいらする自分を見つけてしまいました。
ここで、私のいらだちを整理してみます。
最たるものは、当然尊敬すべき人間に対する尊敬の念が自分の中からわいてこないことへのいらだちです。
この言葉に予想外にも心を動かされない自分に、はっきり言って驚きました。
「危険を知りながら良い目的のためにイラクに入る市民がいることを日本人は誇りに思うべきだ。もし人質になったとしても、『危険をおかしてしまったあなたがたの過ちだ』などと言うべきではない」
どうも私の中の理性で制御できない部分は、三人の中の一番若い人の行動が承服できないようです。
彼のことをよく知らない以上、理由は偏見に決まっているのですが。