スタンダード 反社会学講座を巡る出来事

 反社会学講座という本の作者がイタリア人かどうかに対する興味は、この本に興味を持つ人々にとっては、さほど大きくないだろう、と私は思っていました。しかし、例外はいるようです。例えば
http://www.socius.jp/guest/anti.html
 当然といえば当然、作者本人から
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/goiken4.html
 反論が掲載されました。
 表現者として優秀な人に対して批判するとき、その人と同じ土俵に立つのは愚策であると思います。余談ですが、小林よしのりに対する批判の多くが、どうしていつもこの轍を踏むのか不思議でなりません。一口で言うと「野暮」な印象を与えてしまうのです。もちろん、元のものより面白ければ別ですが。
 その点、真面目一辺倒のこの批評は、方法論としては正しく思われます。ただ、あまりに文章が読みにくい。元々Webの不特定多数に対して書かれたものではないので、ある程度仕方がないことだと思いますけど。
 むしろ私が不思議なのは、こんな読みづらい文章を、あのような読みやすい本へ対する批判として掲載した目的です。自作自演による宣伝の一種でしょうか(冗談です)。
反社会学講座