温暖化とは?

雑感294-2005.3.1「頭を冷やそう!温暖化問題−不確実性の大きな事象にどう対処するか?−」
 中西準子の著作を読むと、学生時代にこんな先生に出会いたかったという気持ちと、出会ったらきつかったろうなという気分が相半ばします。

事業者に対する環境税や排出規制でも、消費者に対する環境税でも、最終的には、低所得者の生活に大きな影響を与えるだろうことである。企業にかけても、底辺の人々の生活を直撃する畏れが大きい。

私は、貧しい生活を経験したことがあり、子どもの時からマルクス主義経済学になじんできたので、実はこのことがとても気になる。構造改革にしても、合理化にしても、貧しい人々を直撃する。どんな場合にも、歪みが一番強く出る。優雅な貧しさなどというものは、この世に存在しない。貧しさは厳しいものである。変化に対応出来ない、チャンスを生かせない、これが貧しさである。

 このような視点は、マスコミの報道からは見えません。
 やはりバランスが大切、ということでしょうか。