イラク邦人人質:遺体は香田さんと別人 情報収集に不備

 予断を許さない状況が続きます。
 正直、この前の三人のうちに一人(劣化ウランがどうとかぬかす若者)には腹が立ったけど、今回の彼は、自分の身の丈で生きている分反感を持ちません。
 世界の現実を見てみたいと言って出かけてゆく若者は数多いるわけで、不慮の事故で命をとす人たちも多いと聞きます。タイやインド辺りに行けば親が泣きそうな人生を送る若者もごろごろいそうだし……何が言いたいかというと、家族に中傷の電話をかけるのは見苦しいと言うことです。彼は別に特段珍しい人種ではありません。「匿名の正義の人々」はタイの裏通り(場合によっては東京の片隅で)で命を落とす若者の家族を非難しますか?
 もし生きて帰ればきっと奥行きのある大人になるでしょう。世の中にはそういう人もいて良いと思います。
 私の払っている税金なんて微々たるものだけど……無事を祈ります。
ぼくがイラクへ行った理由